14 そこで、こうしていただけないでしょうか。 娘さんに水をくださいと頼むつもりですが、その時もし、『ええ、どうぞ。 らくだにも飲ませましょうね』と言ってくれたら、その娘さんこそイサク様の妻となるべき女だ、ということにしてください。 そうすれば、神様のお恵みを知ることができます。」
15-16 このように祈っていると、リベカという美しい娘が水がめを肩にのせ、泉のほとりへやって来ました。 そして、水がめに水をいっぱい入れました。 彼女の父親はベトエルと言い、アブラハムの兄弟ナホルと妻ミルカの息子でした。
17 アブラハムの召使はさっそく走り寄り、水を飲ませてくれと頼みました。
18 「どうぞ、どうぞ」と、彼女はすぐに水がめを下ろしましたが、彼が飲み終わるのを見はからって、
19 こう言いました。 「そうそう、らくだにもたっぷり飲ませてあげましょうね。」
20 彼女は水を水槽にあけると、また小走りでくみに行き、
21 らくだに飲ませるのでした。 召使は無言のまま、じっと彼女のかいがいしい仕事ぶりを見守っています。 はたして彼女が捜していた女なのかどうか、見きわめなければなりません。