創世記 27:23-31 JLB

23  まんまと計略にひっかかりました。 もう祝福はこっちのものです。

24  「おまえ、ほんとうにエサウかい?」「ええ、もちろんですとも。」

25  「じゃあ鹿の肉を持っておいで。 それを食べて、心からおまえを祝福しよう。」ヤコブが料理を持って来ると、イサクは喜んで食べ、いっしょに持って来たぶどう酒も飲みます。

26  「さあここへ来て、わしにキスしてくれ。」

27-29 ヤコブは父のそばへ行き、頬にキスをします。 イサクは息子の服のにおいをかぎ、ついにエサウだと思い込むのです。「わが子の体は、神様の恵みをたっぷりいただいた大地と野原の快いにおいでいっぱいだ。 神様がいつも十分な雨を降らせ、豊かな収穫と新しいぶどう酒を与えてくださいますように。 たくさんの国がおまえの奴隷となるだろう。 おまえは兄弟たちの主人となる。 親類中がおまえに腰をかがめ、頭を下げる。 おまえをのろう者はみなのろわれ、おまえを祝福する者はすべて祝福される。」

30  イサクがヤコブを祝福し、ヤコブがまさに部屋を出ようとした時、エサウが狩りから戻りました。 

31 彼もまた父の好物の料理を用意し、急いで持って来たのです。「さあさあ、お父さん、鹿の肉を持って来ましたよ。 起き上がって食べてください。 そのあとで、約束どおりぼくを祝福してください。」