創世記 28:10-16-17 JLB

10  さて、ヤコブはベエル・シェバを出発し、カランへ向かいました。

11 とある所まで来ると、日はとっぷり暮れ、野営しなければなりません。 あたりに転がっている石を枕に、ごろっと横になりました。

12 その晩のことです。 不思議な夢を見ました。 天までも届く階段がそびえ、神様の使いが上ったり降りたりしているのです。

13  ふと見ると、神様がそばに立っておられます。 「わたしは神、アブラハムの神、おまえの父イサクの神である。 おまえがいま寝ている土地はおまえのものだ。 それを、おまえとおまえの子孫に与えよう。 

14 子孫は地のちりのように多くなり、東西南北、あらゆる方角へ増え広がり、この地全体に住みつくだろう。 おまえとおまえの子孫によって、世界中の国々が祝福される。 

15 おまえがどこへ行こうと、わたしはいつも共にいて、おまえを助ける。 無事この地に帰れるように、必ず守ってやる。 約束のものを全部わたすまで、いつでも共にいてやろう。」

16-17 そこで目が覚めました。 「神様はここにもおられる。 知らないうちに神様の家に入り込んでいたのだ。 ここは恐れ多くも天国への入口なのだ。」 ヤコブはこわくなって思わず叫びました。