創世記 29:11-18 JLB

11 それから、ラケルにキスしました。あまりうれしくて気持ちが高ぶり、とうとう泣きだしたほどです。

12-13 そして、自分は彼女の叔母リベカの息子で、彼女には父方の従兄弟にあたる、と説明したのです。 ラケルはすぐ家へ駆け戻り、父親に報告しました。 ヤコブが来たのです。 すぐ迎えに行かなければなりません。 ラバンは取る物も取りあえず駆けつけ、大歓迎で家へ案内しました。 ヤコブは伯父に、今までのことをいろいろ語り、話は尽きません。

14  「いやー、うれしいなあ。 甥のおまえがはるばるやって来てくれたんだからな。」 ラバンも喜びを隠せません。ヤコブが来てから、かれこれ一か月が過ぎたある日のこと、 

15 ラバンが言いました。 「甥だからって、ただで働いてくれることはないよ。 遠慮するな。 給料はどのくらいほしいかね。」 

16 ところで、ラバンには二人の娘がありました。 姉がレア、妹がラケルです。

17 レアは弱々しい目をしていましたが、ラケルのほうはスタイルもよく、なかなかの美人でした。 

18 そんなわけで、ヤコブはラケルが好きになってしまったのです。 そこでラバンに言いました。 「もしラケルさんを妻にいただけるなら、七年間ただで働きます。」