1 しかし、そのまますむわけはありません。 ラバンの息子たちが不平を言いだしたのです。 「あいつの財産は、元はと言えば家のおやじのものじゃないか。 おやじが犠牲になって、あいつを金持ちにしたようなものだ。」
2 そうこうしているうちに、ラバンの態度も変によそよそしくなってきました。
3 神様がヤコブに国へ帰れと命じたのは、その時です。 「おまえの先祖の国、親族のところへ帰りなさい。 わたしがついているから心配はいらない。」
4 ヤコブはラケルとレアに使いをやり、自分がいま群れを飼っている所まで来るように言いました。