8 ぶちの群れを私にくれると言えば、ぶちの子ばかり生まれた。 それを見て気が変わり、しまのついているのを取れと言うと、生まれる羊は全部しまがついていた。
9 ま、お義父さんには気の毒だったが、こういうふうに、神様が私を豊かにしてくださったのだ。
10 あれは、家畜の群れが交尾する時期だったな。 夢を見たんだ。その中で交尾している雄やぎは、しま、ぶち、まだらのものばかりだった。
11 それから、神様の使いが言われたのだ。
12 しまや、ぶちのある雄やぎを白い雌といっしょにさせろ、とな。 続いてこうも言われた。 『ラバンがおまえにどんな仕打ちをしたか全部わかっている。
13 わたしはおまえとベテルで出会った神だ。 そこでおまえは柱に油を注ぎ、わたしに仕えると約束した。 さあ今この国を出て、生まれ故郷へ帰りなさい。』」
14 ラケルとレアは答えました。 「私たちのことなら心配なさらないで。 どうせここにいたって、自分のものなんかありませんもの。お父さんの財産だって分けてもらえないでしょうよ。