1 ヤコブの一行は旅を続けました。 すると神様の使いたちが現われたのです。
2 ヤコブはその姿を見ると、「神様はここにおられる」と叫び、そこを「神の領地」と名づけました。
3 さてヤコブは、セイルの地エドムにいる兄のエサウに使いをやり、こう言わせました。
4 「兄さん、おひさしぶりです。 ヤコブです。長いことごぶさたしましたが、お変わりありませんか。 私は最近までラバン伯父さんのもとに身を寄せていました。
5 ようやく、牛やろばや羊や奴隷を持てるようになったので、帰国することにしたのです。 だれよりもまず兄さんに、そのことをお知らせいたします。どうか快く迎えてくださいますように。」
6 使いが戻りました。 エサウは四百人の手勢を引き連れて、出迎えに来る途中だということです。