17 そこで、王は夢の話をしました。 「わしはナイル川のほとりに立っていた。
18 すると、とつぜん川から丸々と太った健康そうな雌牛が七頭出て来て、川岸のあたりの草を食べ始めた。
19 ところが、別の雌牛が七頭また川から出て来た。 やせて骨が浮いて見えるようなやつばかりだ。 全く、あんなやせこけた牛は、エジプト中どこを捜してもいないだろう。
20 ところが、そのやせた牛が、最初の太った牛をぺろっとたいらげてしまった。
21 それなのに、まだやせたままなのだ。 そのとき目が覚めた。
22 しばらくして、もう一つ夢を見た。 今度は一本の茎に七つの穂が出て来たのだ。 たっぷり実のはいった穂ばかりだった。
23 そのあと同じ茎から、やせた実のない穂が七つ出て来た。