創世記 41:37-44 JLB

37  ヨセフの提言に、王もお付の者たちもうなずきました。 

38 では、この仕事の責任者をだれにしたらよいでしょう。 一同が相談を始めると、王が言いました。 「ヨセフがよい。 彼は神様の特別の力をいただいておる。 まさにうってつけではないか。」 

39 そして、ヨセフの方に向き直り、こう続けました。 「夢の意味を神様がおまえにお示しになったからには、おまえがわが国でいちばんの知恵者に違いない。 

40 したがってわしは今、おまえをこの仕事全体の責任者に任命する。 何でもおまえの命令どおりすることにしよう。 この国でおまえの上に立つ者は、わしだけだ。」

41-42 王は自分の印の入った指輪を、権威のしるしとしてヨセフの指にはめ、美しい服を着せて、首には王様用の金のペンダントをかけてやりました。 「おまえをエジプトの総理大臣に任命する。 王の私がそう宣言する。」

43  王はまた、国で第二の地位にあることを示す車を、ヨセフに与えました。 ヨセフがどこかへ出かける時は、必ずだれかが、「総理大臣閣下のお通りーっ!」と叫ぶのです。 

44 王はヨセフに言いました。 「エジプトの王であるわしが誓う。 わが国を治める全責任をおまえにゆだねる。」