19 わたしは全く新しいことをしようとしている。 いや、すでに手をつけた。 おまえの目には見えないか。 わたしの国民が故国へ戻るために、荒野に道を造り、彼らの飲み水として砂漠に川を開くのだ。
20 野の獣、山犬、だちょうは、荒野に水がわき出たというので、わたしに感謝する。 わたしに選ばれた国民は、この砂漠の泉でのどをうるおし、元気づく。
21 わたしはイスラエルを自分のために造った。 この国民は、いつかきっと、世界中の人々の前でわたしをあがめるようになる。
22 だがイスラエルよ、おまえはわたしの助けを求めなかった。 わたしにいや気がさしたのか。
23 完全に焼き尽くすいけにえ用の子羊を連れても来ず、供え物をささげて、わたしをあがめもしなかった。 わたしが自分からいけにえや香料を要求したことは、ほとんどない。 おまえたちを奴隷扱いしたこともない。
24 それなのに、わたしのために香りのよい香を買いもせず、いけにえの脂肪でわたしを喜ばせようともしなかった。 それどころか、贈り物といえば罪だけで、ありとあらゆる欠点を見せつけ、わたしをうんざりさせた。
25 だから、わたしがおまえたちの罪をぬぐい去り、それを二度と思い浮かべないのも、自分のためだ。