1 しかし、このことを信じる人はなんと少ないことでしょう。 いったいだれが、耳をすまして聞くでしょう。 神様はだれに、救いの力をお示しになるのでしょう。
2 神様の目から見れば彼は柔らかな若芽のようで、不毛の地の根から芽を吹き出したのです。 ところが私たちの目から見れば、人目をひくものは一つもなく、好意をいだかせるものも一つもありません。
3 私たちは彼をさげすみ、のけ者にしました。 彼は悲しみの人、人生の苦しみをなめ尽くした人でした。 私たちは彼に背き、そばを通ってもそっぽを向きました。 彼が侮られても、そ知らぬふりをしていました。
4 ところが、彼が背負い込んだのは、実は私たちの悲しみであり、彼を押しつぶしたのは、私たちの嘆きでした。 私たちは、彼がそんなに苦しむのは、罪を犯して神様に罰せられているからだと考えていました。
5 しかし実際は、私たちの罪のために傷つき、血を流したのです。 彼は私たちに平安を与えようとして、進んで懲らしめを受けました。 彼がむち打たれたので、私たちはいやされました。