イザヤ書 66:5-12 JLB

5 神を恐れる者は、神のことばを聞いておののけ。 おまえたちの同胞は、わたしに忠実だというだけで、おまえたちを憎み、村八分にする。 「神様に栄光があるように。 主を信じて、せいぜいお幸せに」と、彼らはあざける。 だが、そう言う彼らが赤恥をかくようになる。

6 町が騒ぎ立っています。 いったいどうしたというのでしょう。 神殿から聞こえてくる、あのすさまじい物音は何でしょう。 あれは、神様が敵に報復している音です。

7-8 こんなに不思議なことを見聞きした者が、いるでしょうか。 まだ陣痛が起こりもしないのに、たった一日で、突然、イスラエルの国が産み落とされたというのです。 産みの苦しみが始まるとすぐ、一瞬のうちに、赤ん坊が生まれ、国家が出現するのです。 

9 「わたしは産み出す寸前になってこれを産まず、放っておくだろうか」と、あなたがたの神様である主は問いかけます。 そんなことは、天地がひっくり返っても、あろうはずがありません。

10 エルサレムを愛し、そのために嘆いてきた者よ、エルサレムといっしょに喜び、楽しめ。 

11 エルサレムをこの上もない喜びとせよ。 赤ん坊が母親の豊かな乳房を吸うように、エルサレムの栄光を堪能するまで飲め。 

12 神様は告げます。 繁栄が川のようにエルサレムにみなぎりあふれる。 わたしが必ずそのようにする。 外国の富はこの都に流れ込む。 子供たちはエルサレムの乳房を吸い、わきに抱かれ、ひざの上であやされる。