イザヤ書 1:8-15 JLB

8 ところがおまえたちは取り残され、ただ呆然と眺めているだけだ。 収穫期の終わったあとの番小屋や、作物が荒らされている時の番小屋のように、だれからも見放されている。

9  もし天の軍勢の主が乗り込んで、わずかに生き残った私たちを救ってくださらなかったら、まちがいなくソドムやゴモラ(悪行のために、神様に滅ぼされた町)の住民のように全滅していたでしょう。 

10 さあ、聞きなさい。 ソドムとゴモラのようなイスラエルの指導者と住民ども。 神様がお語りになることを聞きなさい。

11  おまえたちのいけにえなど、もううんざりだ。 これ以上わたしのところへ持って来るな。 丸々太った子羊もいらない。 おまえたちの供え物からしたたる血など見たくもない。 

12-13 罪を悔いていない者のいけにえなど欲しくもないのだ。 おまえたちのたく香は、匂いをかぐだけで胸がむかつく。 新月や安息日の儀式、それに、おまえたちが最もおごそかな行事だという特別の断食も、全部まやかしだ。 これ以上、そんなものとのお付き合いはごめんだ。 

14 そんなものは大きらいだ。 見ただけでも気分が悪くなる。 

15 これからは、手を天に差し伸べて祈ってもむだだ。 目を閉じ、耳にはせんをする。どんなに長く祈っても聞かない。 おまえたちの手は人殺しの手で、罪のない犠牲者の血がこびりついているからだ。