1 今度は、エルサレムについての神様のお告げです。いったい、どうしたというのでしょう。 だれもかれも、どこへ行こうとしているのでしょう。 大急ぎで屋上に上り、何を見つめているのでしょう。
2 町中が上を下への大騒ぎです。 あれほど繁栄していた優雅な都に、足の踏み場もないほど死体が転がっています。 それも、勇敢に戦い、戦死したのではなく、伝染病で倒れた人たちの死体です。
3 指導者はわれ先に逃げ、あっさり降伏します。 住民も脱出をはかりますが、途中で捕虜になります。
4 私を一人にしてくれ。 思いっきり泣きたいのだ。 へたに慰めないでくれ。 同胞が目の前で滅ぼされるのを見て、どうして泣かずにおれよう。
5 ああ、胸の張り裂けそうな悲しみの日! 天の軍勢の主が与える混乱と恐怖の日! エルサレムの城壁はくずれ落ち、山々に断末魔の叫びがこだまします。