イザヤ書 28:10-16 JLB

10 もうたくさんだ。 耳にたこができた。 同じことをくどくどと、何度にも分けて少しずつ話す。 あれじゃ、子供でもわかるだろうよ。」

11 こう言って、いっこうに耳を貸そうとしません。 彼らにぴんと来るのは、罰があたるということばだけです。 だから神様は罰として、ちんぷんかんぷんな話し方をする外国人を、彼らに敵対させます。 そうなってはじめて、彼らは神様のことばを聞くようになります。

12 最初から神様のいいつけを守り、正しい生活を送っていたら、自分の国で安心して暮らせたはずです。 せっかくの神様の約束に、彼らは耳をふさぎました。 

13 そこで神様は、機会を見ては、わかりやすいことばで何度も同じことを言いました。 ところがこの簡単明瞭なお告げに、彼らはつまずいて倒れ、足を折り、罠にかかって捕らえられる有様です。

14 だから、口ぎたないエルサレムの指導者は、次の神様のおことばを聞くがいい。

15 おまえたちは死と契約を結んだとうそぶいている。 しかも、アッシリヤ人の攻撃から守ってもらうという交換条件で、悪魔に身を売り渡したということだ。 「彼らはわれわれに指一本ふれることもできない。 われわれには、彼らをあざむいてくれる強い味方がついているのだ」と、おまえたちは高をくくっている。

16 しかし、神様である主のお告げは違います。 わたしはシオンに土台石を置く。 それは試験ずみの、かけがえのない隅の親石で、どんな重さにも耐える。 信じる者は二度と逃げなくてもよい。