7 エジプトの約束は空手形だ。 わたしはこの国を、「無気力なわに」と呼ぶ。
8 さあ、行って、エジプトについてわたしが言ったことを書き記せ。 のちのちまで、イスラエルの不信仰に対する起訴状として残しておきたいのだ。
9 そうでもしなければ、彼らは口をとがらせ、わたしが一度も警告しなかった、と文句を言うに違いない。 「とんでもありません。 神様はただの一度だって、そんなことはおっしゃいませんでした」と言うに決まっている。彼らは意地っぱりで、強情な反逆者だ。
10-11 事もあろうに、神の預言者たちに向かって、「だまれ。 おまえの言うことなんか、もう聞きたくもない」とか、「本当のことなんかどうでもいい。 耳ざわりのいいことだけを話してくれ。 うそでもかまわん。 陰気くさいことはまっぴらだ。 『イスラエルのきよい神様がこう言った』なんて決まり文句は、耳にたこができるほど聞いた」と言う。
12 イスラエルのきよい神様の返事はこうです。おまえたちはわたしの言うことを無視し、根も葉もないことを信じて悔い改めようとしなかった。
13 だから、災難が突然おまえたちを襲う。 ちょうど城壁にひびが入り、がらがら音を立ててくずれ落ちるようにだ。 何もかも、あっという間の出来事だ。
14 わたしは皿を割るようにおまえたちを砕き、少しも手ごころを加えない。 いろりから炭火を移したり、井戸の水を少しでも運べるほどの破片も残らない。