イザヤ書 37:26-32 JLB

26 だが、こうなるように昔から決めていたのは、このわたしだ。 まだそのことに気づかないのか。 大昔からこのような力を与えておいたのは、わたしだったのだ。 おまえが城壁に囲まれた町々を瓦礫の山にしたのは、わたしの計画で実現させたのだ。 

27 だからこそ、おまえが攻めた国々の住民は弱く、やすやすと餌食になったのだ。 彼らは草のように無力で、容易に踏みにじられる新芽のようにもろく、屋根の草のように、太陽にあたると黄色にしなびた。 

28 わたしはおまえをよく知っている。 あらゆる行動が手に取るようにわかる。 わたしに向かっていきりたったのも知っている。 

29 神にいどみかかるとは何事だ。 わたしは暴言をぜんぶ聞いた。 もう黙ってはいない。おまえの鼻にかぎを引っかけ、口にはくつわをはめて、もと来た道を連れ戻す。」

30 続いて神様は、ヒゼキヤに言いました。 「この都をアッシリヤ王の手から救い出すのはわたしだ、という証拠を見せよう。 今年中に彼は包囲を解く。 種をまくには遅すぎるので、今年の秋は落ち穂から生えたもので我慢しなければなるまい。 だが来年は、まあまあと言うところまで持ち直し、二年先には、以前のようにぜいたくな暮らしができる。 

31 ユダに残った者はまた自分の土地に住み、繁栄し、増える。 

32 エルサレムの生き残りが住みつくからだ。 わたしが、これらのことをみな実現する。