9 それも今のうちだ。 次の二つのことが、一日のうちに、しかも、あっという間に実現する。 どんなに魔法や魔術に頼ってみても、おまえは未亡人となり、子供を失う。
10 おまえは、どんなに悪いことをしても大丈夫だと考えていた。「だれも見ていない」と、おまえは言った。 その「知恵」と「知識」が災いして、わたしに背き、自分こそ神だと言うまでになった。
11 だからこそ、大きな災難が突然おまえに襲いかかる。 あまり突然なので、それがどこから来たのかわからないほどだ。 その時には、おまえの罪をきよめる神への供え物はない。
12 長いあいだ拝んできた悪鬼の群れを、呼び出してみよ。 彼らの助けを借りて、もう一度多くの人々を恐れさせることができるかどうか、試してみよ。
13 助言者は掃いて捨てるほどいる。 星占い、星を見る者といった、未来の出来事を言いあてる者はわんさといる。
14 しかし彼らは、火がつくとぱっと燃え上がる枯れ草のように、役に立つどころか手がつけられなくなる。 自分さえ救えないのだから、とても頼りにはならない。 その火は、そばに座って体を暖める火ではない。
15 おまけに、子供のころの友人まで、みなこそこそと逃げ出し、姿を隠し、力になってくれない。