イザヤ書 49:7-14 JLB

7 イスラエルのきよい神様である救い主は、さげすまれている者、のけ者にされている者、支配者の足もとにうずくまる者を慰めます。 「おまえが通ると、王は立ち上がって敬意を表わす。 わたしがおまえを選んだので、地方長官は深々と頭を下げる。 イスラエルのきよい神であるわたしが、おまえを選ぶのだ。」

8-9 神様はまた、こうお語りになります。 「おまえは、ちょうどよい時に願い事をした。 わたしはまだ危害が及ばないうちからおまえを守り、イスラエルへの約束のしるしを与える。 わたしが国を再建し、そこに人を住まわせるという証拠だ。 わたしはおまえの口を借りて、暗やみの中に閉じ込められた囚人に、『さあ、出て来い。 おまえたちはもう自由だ』と語りかける。 彼らはわたしの羊となり、緑の牧草地と青々とした丘で草を食べる。 

10 ひもじくなることも、のどが渇くこともない。 こげつくような太陽も、焼けるような砂漠の風も、二度と害を与えない。 わたしが彼らを思いやり、冷たい水のわく所へ連れて行くからだ。 

11 わたしは彼らのために、山々を平らな道とし、谷の上高く幹線道路を通す。 

12 わたしの国民は遠くから、北、西、南から帰って来る。」

13 天は喜んで歌いなさい。 地は歓声をあげなさい。 山々は歌声を響かせなさい。 神様が、悲しみに沈んでいたイスラエルをやさしく慰めるからです。

14 ところが、あなたがたは言います。 「神様は私たちを見捨て、私たちをお忘れになった。」