2 暗がりを歩いていた人たちは大きな光を見ます。 それは、死の陰の地に住んでいた者を照らす光です。
3 イスラエルはもう一度、偉大な民族となり、収穫期を迎えた農夫のような喜びにあふれ、分捕り物を山分けする者のように有頂天になります。
4 神様は、ギデオンのわずかな部下でミデヤン人の大軍を破った時のように、ご自分の国民をつないでいる鎖をこわし、懲らしめの笞をへし折るのです。
5 すばらしい平和の時代が訪れ、軍靴や血のついた軍服などはみな焼き捨てられます。
6 私たちのために一人の男の子が与えられます。 しかも、その手にすべての主権が握られるのです。 その子は、「すばらしい助言者」「全能の神」「永遠の父」「平和の君」という肩書きをもらいます。
7 日増しに努力を重ね、平和を実現する彼の政治は、決してすたれません。 彼は先祖ダビデの王座につき、完全な正しさをもって支配します。 世界中の国に、本物の正義と平和とはこんなものだと手本を示すのです。 天の軍勢の主が本腰を入れてぶつかるので、このことは必ず実現します。
8-10 われわれの国はすっかり廃墟になったが、やがて以前より立派な国を建ててみせるとうそぶく、大ぼら吹きのイスラエルを、神様はたしなめます。 いちじく桑の木は切り倒されたが、代わりに杉の木を植えようと、イスラエルは考えているのです。