3 私も若いころは、母にはひとり息子としてかわいがられ、父とはよくいろいろなことを話し合ったものです。
4 そんな時、父は口ぐせのように、こう言い聞かせてくれました。「いいか、よく聞けよ。 父さんの言うとおりにしさえすれば、一生しあわせに暮らせるんだ。
5 何よりも、物のよくわかる人間になれ。 このことは何度念を押しても、これでいい、ということはないぞ。」
6 知恵があなたを守ってくれます。 しっかり心に留め、たいせつにしなさい。
7 知恵のある人になるには、まず賢くなろうと決心することです。 こうして、知恵と物事を正しく判断できる力とが身につくのです。
8-9 知恵を最高の地位につければ、あなたもいい席につけます。 知恵を確実に自分のものにすれば、美しい冠をかぶって名誉ある特別席に座れるのです。
10 さあ、私の言うとおりにしなさい。 そうすれば長生きし、一生しあわせに過ごせます。