1 知恵はりっぱな宮殿を建て、
2 大宴会を開こうと、ぶどう酒を用意し、
3 娘たちに客を呼びにやらせました。 娘たちは繁華街で人々に呼びかけました。
4 「自分は物わかりが悪く未熟者だと思っている方は、どうぞおいでください。
5 知恵が開く宴会で、私がブレンドしたぶどう酒を召し上がれ。
6 どうしたら利口になれるか、賢明に生きられるか、よくおわかりになるわ。」
7-8 人をばかにするような者にそれを注意すると、しっぺ返しをくらいます。 せいぜいかみつかれるのが落ちです。 好意でしても憎まれるばかりだから、かかわり合いにならないことです。 しかし、知恵のある人は違います。 注意すると、前以上にあなたを愛します。
9 知恵のある人を教えなさい。 そうすれば、ますます利口になります。 正しい人を教えなさい。 その人は、もっともっと多くのことがわかるようになります。
10 知恵の基本は、神様を恐れ、たいせつにすることです。 物事がよくわかりたかったら、まず神様を知りなさい。
11 「生きがいのある実り多い人生を送らせてあげよう」と、知恵は呼びかけます。
12 知恵は知恵ある人を助けます。 知恵をばかにすれば、自分が傷つくだけです。
13 売春婦はがさつで、みだらで、恥知らずです。
14 自分の家の前や町角で、
15 通りがかりの人や仕事に出かける人をつかまえては誘惑し、
16 いい鴨を見つけると、しつこくささやきかけます。 「ねえ、寄ってらっしゃいよ。
17 盗んだ柿は甘いって言うじゃないの。」
18 しかし彼らは、女の客になった者が今は地獄にいることを知らないのです。