1 きょう一日、何が起こるかわからないのに、あすの予定を得意になって話してはいけません。
2 自分で自分をほめるより、人からほめられるようにしなさい。
3 神様に背く者は、思いどおりにならないとすぐ腹を立て、手のつけようがありません。
4 怒られるよりも、嫉妬されるほうがこわいものです。
5 愛するあまり、悪いことをしても何も注意しないより、しかる時ははっきりしかるほうがいいのです。
6 敵にうわべだけ親切にされるより、友だちに傷つけられるほうがましです。
7 お腹がいっぱいだと、どんなごちそうでもまずく感じますが、腹ぺこだと何でもおいしく食べられます。
8 家を離れてあちこち移り歩く人は、巣を離れてさまよう鳥のようです。
9 友だちに励まされるのは、香水をつけたように気持ちのいいものです。
10 自分の友だちでも父親の友だちでも、友だちは大事にしなさい。 そうすれば、いざという時に遠くの親類をあてにしなくてすみます。
11 物わかりのいい人間になりなさい。 そうしたら、私もどんなにうれしく、鼻が高いことでしょう。
12 何かを始める時、物事のよくわかる人はきちんと見通しを立てますが、考えの足りない人は向こう見ずに手をつけて失敗します。
13 見ず知らずの人の借金を立て替える以上に危ない賭はありません。
14 朝まだ暗いうちに大声であいさつすると、いやがられます。
15 怒りっぽい女は、いつまでもしたたり続ける雨もりのようです。
16 風を止めることも、油でぬるぬるした手で物をつかむこともできないように、彼女のぐちを止めることはできません。
17 鉄で鉄を打つと火花が散るように、友だち同士の熱のこもった議論は、互いの刺激となります。
18 果樹園の番人がそこの果物を食べるように、人のために働く者が給料をもらうのは当然です。
19 顔を映すのは鏡ですが、人のほんとうの心はどんな友だちを選ぶかでわかります。
20 野心と死には終わりがありません。
21 銀と金の純度はるつぼでテストされ、人は、ほめられた時にどのような態度をとるかでテストされます。
22 神様の教えに背くばか者につける薬はありません。
23-24 財産はすぐなくなり、王位もいつまでも続きはしません。 だから収入がいくらあり、家畜は元気かどうか気をつけなさい。
25-27 牧草を刈り取り、二番草も取ったあと、山の草を集めなさい。 そうすれば、子羊の毛も山羊の乳も十分に取れ、家族の生活には困りません。