7 私を見るなり、だれもがあざけり、冷笑し、肩をすくめます。
8 私はお笑い草となるのです。 「これが、主に重荷を肩代わりしてもらったという男かい。 主のお気に入りだとうぬぼれていたやつか。 神様に助け出されるところを見せてもらおうじゃないか。 そうしたら信じてもいいぜ。」
9-11 主よ、以前はよく、助けてくださったではありませんか。 母の胎から難なく取り上げ、幼い日々も、無事に過ごさせてくださったではありませんか。 私は生まれてこのかた、ずっと主を頼りにしてきたのです。 主はいつも私の神様でした。 今になって、置き去りにしないでください。 苦難が近づいており、主のほかだれも、私を助けることはできません。
12 バシャンの巨大な雄牛のように獰猛な敵が、私を囲んでいます。
13 まるで獲物をねらってほえたけるライオンのように、口を開けて近づいて来ます。
14 私は空気の抜けたタイヤのようになり、骨はみながくがくし、心臓はろうのように溶けてしまいました。
15 天日でかわかした粘土のようにひからび、舌は上あごにくっつきました。 主が私を、死のちりの中に置かれたからです。