1 ああ神様、お怒りのままに私を罰しないでください。
2 あなたの矢は深く突き刺さり、私は容赦ない連打に圧倒されました。
3-4 お怒りにふれて病気となり、罪のため健康を害したのです。 罪は洪水のように頭上を越えました。 もう、自分では負いきれない重荷です。
5-6 傷口はただれ、うみがあふれています。 罪の重さに、身を二つに折るようにして苦しんでいます。 昼も夜も苦痛に満ち、
7 腰は焼けつくように痛く、全身が病み疲れているのです。
8 私は精根尽き果て、絶望してうめくのみです。
9 主よ。 どれほど健康な体に戻りたいことか! あなたはご存じです。 私のため息は一つ残らずお耳に達したはずです。
10 動悸は激しく、体力は消耗し、失明の一歩手前まで来ました。
11 愛する者や友人たちは、私の病気をこわがって近寄ってくれません。 家族の者さえ遠巻きにしています。
12 一方、敵はと言えば、この命をつけねらい、目覚めている間中、策略を練っているのです。
13-14 しかし私は、彼らの脅し声には我関せずを決め込んでいます。 おしのように、黙りこくっています。
15 神様に望みを託しているからです。 ああ神様、早くおいでになって、私を守ってください。
16 ざまあ見ろと言わんばかりに、失意の私を眺める、あの高慢な連中に、とどめを刺してください!
17 いつまで私は危険な崖っぷちに立ち尽くすのでしょう。 悲しみの原因である罪が、四六時中、私を見すえています。
18 私は罪を告白いたします。 どうか、今までの行ないを赦してください。
19 しかし、私を憎む敵は気勢をあげて迫害してきます。 私には少しも身に覚えがありませんのに。
20 連中は悪をもって善に報い、正義を唱える私を憎むのです。
21 ああ神様、私を置き去りにしないでください。
22 私を救ってくださる神様、急いで駆けつけて来てお助けください。