1 私はただひたすら神様のお助けを待ち望みました。 すると、その願いは聞かれたのです。
2 神様は絶望の穴から、どろどろのぬかるみから引き上げて、踏み固めた道に下ろし、しっかり歩けるようにしてくださいました。
3 神様は私の口に、新しい賛美の歌を授けてくださいました。 私が神様に、どれほどすばらしいことをしていただいたかを知って、大ぜいの人が敬虔な心で神様を敬い、信頼するようになるでしょう。
4 いばったり偶像を拝んだりする者には頼らず、神様だけを頼りとする人には、ふんだんに祝福が注がれます。
5 ああ神様。 何度も何度も大きな奇蹟を見せてくださったあなたは、いつも私たちのことを心に留めてくださっています。 ほかのだれに、こんなすばらしいまねができるでしょう。 だれも比べものにはなりません。 神様のすばらしいみわざは、どんなに時間をかけても語り尽くせないのです。
6 神様が真に望んでおられるものは、いけにえや供え物ではありません。 完全に焼き尽くすいけにえが、特に神様をお喜ばせするわけではありません。 しかし、生涯を通じて神様にお仕えしようとする私の申し出は、受け入れてくださいました。
7 そこで、私はこう言いました。 「神様。 いま私は、預言者が言っていたとおりに参りました。
8 神様のおきてを心に刻んでいる私は、喜んでご意志に従います。」
9 私は会う人ごとに、神様が人の罪を赦してくださるという、うれしい知らせを伝えます。 そうすることにためらわなかったのは、よくご存じだと思います。
10 私はこの良い知らせを胸の中にしまい込んだりはせず、かえって、神様のいつくしみと真実を多くの人にふれ回りました。
11 ああ神様。 あなたの愛と真実だけが頼りなのですから、あわれみを出し惜しまないでください。
12 それがなければ、私は滅んでしまいます。 とても手に負えない問題が、山積みなのですから。 その上、数えきれない罪に責め立てられ、恥じ入るばかりで顔を上げることもできません。 身も心も縮み上がる思いです。
13 お願いです。 さあ、早く助けてください。
14-15 いのちをつけねらう者どもをかき乱し、追い払ってください。 あざけるやつらをいやと言うほど痛めつけ、赤恥をかかせてやってください。
16 しかし、神様とその救いを慕う人は、喜びにあふれますように。そして、常にその口からは、「神様はなんとすばらしいお方でしょう」という賛美がもれますように。
17 私は貧乏で、困っています。 しかし、神様はこんな時こそ、私を心にかけてくださっているのです。 ああ、救い主であられる神様、直ちに駆けつけて、救ってください。