1 ああ神様、あなただけを頼りにしているこの私を、あわれんでください。 嵐が過ぎ去るまで、御翼の陰に潜ませてください。
2 私は、天におられる神様、奇蹟を行なってくださる神様に、大声でお願いします。
3 すると、愛と真実の神様は、天から手を差し伸べて救ってくださるでしょう。 私を亡き者にしようと、やっきになっている嘘つきどもから、救ってくださるでしょう。
4 私は、どう猛なライオンに囲まれているようなものです。 やつらときたら、まるで槍や矢のように鋭い歯をして、気炎を上げています。 その舌は、まさしく剣です。
5 主よ、ご名声を天まで高めてください。 ご栄光を地上高く現わしてください。
6 敵が罠をしかけたので、私は言いようのない恐怖にとらわれています。 また、私の通り道に落とし穴も掘りました。 しかし、ざまあ見ろと言ってやります。 そこに落ちたのは、彼らのほうだったのです。
7 ああ神様。 私の心は平安で、確信に満ちています。 神様をたたえる歌が、自然に口をついて出ます。
8 私のたましいよ、目を覚ませ。 十弦の琴と竪琴よ、身を起こせ。 さあ、歌って夜明けを待とう。
9 私は国中を巡り、公衆の前で神様に感謝をささげます。 諸国を漫遊して、神様をたたえる歌をうたいます。
10 神様の恵みと愛は、天そのもののように広大無辺です。 神様の真実は、空よりも高くそびえています。
11 ああ神様。 ご名声が天よりも高く響き渡りますように。 ご栄光が全世界を照らしますように。