1-2 ああ、シオン(エルサレム)に住まわれる神様。 私たちは賛美を内に秘めながら、おいでをお待ちしています。 この態度こそ、私どもの誓いを果たすものです。 神様は祈りに答えてくださるお方なので、あらゆる人が願い事を携えてまいります。
3 たとい私の心が罪に占領されていようと、お赦しになることができるお方です。
4 聖い天幕の内庭で神様とともに住むようにと名指された人は、なんともうらやましい限りです。 そこには、すべての良いものに混じって、大いなる喜びが待ちかまえているのです。
5 神様は、恐怖におののかせるような行為や、恐ろしい力を駆使して、私たちを敵から救い出してくださいます。 神様は、世界中の人々にとって、唯一の望みなのです。
6 神様は底知れない力で山々をお造りになりました。
7 また、怒濤さかまく海原を静め、世界中の騒動を鎮圧なさいます。
8 地の果てに住む人々は、神様のまばゆいばかりの行ないに度肝を抜かれます。 夜明けと日没は喜びの声を張り上げます。
9 神様は水をまいて、肥沃な土地に変えられます。 神様の川は常にまんまんと水をたたえています。 また神様は、ご自分の国民のために大地を整え、大豊作をもたらされます。
10 あぜみぞは十分な雨でうるおいます。 夕立が大地をやわらげ、土のかたまりをほぐして、田畑はいっせいに芽吹くのです。
11-12 こうして、大地は緑の絨毯でおおわれ、荒れ地にはみずみずしい牧草が生い茂り、小高い山の木々は嬉々として花を咲かせます。
13 牧草地には羊が群がり、谷間には麦の穂が波打ちます。 全世界が喜びの声を張り上げ、歌っています。