詩篇 74:2-11 JLB

2 その昔、奴隷の身であった私たちを救い出し、かけがえのない宝のように大切になさったことを、思い出してください。 自ら地上の住まいとお定めになったエルサレムを、思い起こしてください。

3  どうか、敵の手で、見るも無残な廃墟と化した都を、あなたの聖所を、ご覧ください。 

4 そこで、敵は勝ちどきをあげ、戦勝記念碑を建てたのです。 

5-6 あらゆるものが荒廃し、木を切り倒したあとの森のようです。 彼らはハンマーや斧で、聖所の彫り物を打ち砕き、切り刻み、 

7-8 あげくの果てに火を放ちました。 恐れ多くも神様の聖所にです。 彼らは、「さあ、神の名残をとどめるものを一掃しろ」と叫びながら、国中を駆け巡り、礼拝するための集会場を焼き払いました。

9-10 私たちが神様の国民であることを証明するものは、もう何もなくなりました。 預言者もいないのです。 こんな状態がいつまで続くのか、だれも知りません。 ああ神様、いつまで、敵があなたのお名前を踏みつけるのを、お許しになるのですか。 いつまで、見て見ぬふりをなさるのですか。 

11 なぜ、ためらっておられるのですか。 なぜ、手をこまぬいておられるのですか。 さあ、手をポケットから出して彼らをめった打ちにし、息の根を止めてやってください。